楽天証券は「楽天ポイントで投資信託が買える」という魅力的なキャッチコピーで口座開設を誘います。
投資信託をメインの投資先にしているワタシも思わず腰を上げるキャッチコピー。
果たして、お得なのでしょうか?
ノーロードファンドはポイント付与対象外
さっそく、楽天証券のポイントプログラムのページをみて見る。
ポイントで投資信託が買えるのか!と鼻息も荒くクリッククリック!
何々。
ノーロードファンドはポイント付与の対象外です。
・・・。ナニコレ。ナニコレ珍百景のレベルですよ。これ。
まったく、使えません。。。
ていうか、こんなのに引っかかるようでは、投資ではカモになるだけです。
投資信託の基本は信託手数料等の手数料がポイント
投資信託は基本的に長期にわたる投資になります。
投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドがあり、一般的にインデックスファンドを上回るアクティブファンドはごくわずかであり、そのアクティブファンドを運よく買うことができるのは、稀です。
この二つの差が何かというと「手数料(運用手数料と売買コスト)と税金」の差なのである。
すでに述べたように、インデックス・ファンドは積極運用されるファンド(アクティブファンド)平均よりも、一貫して高いリターンを上げてきた。これは二つの必然的な理由があるのだ。一つは運用手数料であり、もう一つは売買コストである。(略)市場が効率的であろうとなかろうと、積極運用ファンドの粗リターンの平均が市場平均を上回ることはありえない。したがって、運用手数料と売買コストがかさむ分だけ、確実に市場平均を下回ることになる。(略)インデックス・ファンドは税法上も有利である。インデックス・ファンドは値上がり益課税を先送りできるし、遺産相続する場合には結局課税を免れる。個別銘柄に投資する場合は、上昇基調の相場が続く間は銘柄を乗り換えるたびに値上がり益が実現され、そのつど課税されることになる。長期投資を行う上で、早い段階でリターンの一部が税金として差し引かれると、その長期的なリターンに与える影響は甚大なのだ。インデックス・ファンドは組み入れ銘柄の入れ替えは基本的に行わないため、値上がり益課税を回避できるのである。
(「ウォール街のランダム・ウォーカー」 P.470より)
長期運用投資では、手数料は安ければ安いほどよく、購入時の手数料のない「ノーロードファンド」での運用が「あたりまえ」の常識なのである。
ということは、楽天証券のポイントバックプログラムは、私にとってはほぼ適用されず、必要ないことになります。
楽天なら投資信託ポイント買付ができる?
楽天ポイントで投資信託が買えるなら、イイかも!
ポイント2倍、4倍とかのキャンペーンでもしや、お得???
そんな風に思うかもしれません。
しかし、これも、楽天特有のポイントの分かりにくさが際立ちます。
投資信託ポイント買付ができるポイントはこちら。
分かりにくいですね。
この「期間限定ポイント」ってやつが、2倍とかになるヤツです。
つまり、それは、「対象外」
ポイント交換した楽天スーパーポイントも「対象外」
もう、こうなるとね。
ふつうにクレジットカードでポイントためてキャッシュバックして現金で投資信託買うのと変わりません。
むしろ還元率が良いカードを利用した方が良いでしょう。
ワタシにはあまりメリットを感じませんね。
お得感はありません。
対象外が多すぎて、分かりにくいのは、だまされているようでキライです。
SBI証券なら、ノーロード投信でもポイントが付く!
一方、SBI証券だと、ノーロードファンドをつみたてNISAで積み立てても、ポイントが付きます。
SBI証券の「投信マイレージプログラム」です。
今までサービス対象外だった低信託報酬率のインデックスファンドも対象となりました。(2017年2月から)
うれしすぎますね。
- ノーロードインデックスファンドで投資効率を高め
- つみたてNISAで課税回避
- さらに投信マイレージでポイントまで付く
こっちの方がお得でしょ?