もちろん英語は話せません。
体もそれほど強くはありません。
おなかもよく壊しますし。
そんな私が最近海外でプチスポーツをすることに目覚めてしまった。
はじめは豪華ホテルのジムやプールでセレブフィットネスでだらーんと過ごしていましたが、しだいにムクムクとホテルの外に出たくなってきました。
ランニング、山登り、スノーケルなどの定番レジャーをはじめとして、今度は海外サーフィンに挑戦だ!なんて飛躍してしまう。
いつかは海外のマラソンレースに出てみようかと妄想が膨らんでしまうのです。
しかもひとり旅で行くのもカッコいいかもなんて妄想をするのです。
しかし、まてよ。
普段と違う環境で慣れないスポーツなんかやって怪我でもしたらどうなるんだろうか。スリ傷程度ならまだしも、骨折でもしたらどうなるのか。または、ウォーキングなんかしててスリにパスポートとか盗まれたらどうするんだろうか?
しかもお一人様で。
クレジットカードの保険で何とかなるんだろうか?
若い頃なら気合で痛みに耐えて日本に帰ってこれるでしょう。
スリに荷物を取られてもボディランゲージで危機を切り抜ける怖いもの知らずの冒険も楽しいかもしれません。
しかし、カラダも不自由になりつつあるオジさんには、ピンチの時にはすでにピンチを乗り切るパワーさえ残っていないはずです。
保険会社の海外旅行保険はどうなのか?
まず検討すべきは保険会社の海外旅行保険でしょう。
大手保険会社でどこまでカバーされるのかを見てみましょう。
日本の大手損害保険会社と言えば東京マリン。
流石充実の保険で、東京海上が海外旅行保険のベンチマークになるでしょう。
比較したのは損保ジャパン。
こちらも色々と工夫しながら頑張っているイメージがあります。
1.傷害・疾病費用補償
傷害・疾病費用の考え方は色々とあります。
クレジットカードに付帯する保険は、合算することができるので、無料のカードを複数枚所持してカバーしようという方もいるようです。
しかし、クレジットカードの付帯保険は「自動付帯」と「利用付帯」とに制限が分けられていて、よくよく注意していないとイザという時に使えない恐れがあります。
マメな方は5~6枚のクレジットカードのそれぞれの内容をしっかり把握しておけるでしょうけど、ワタシのようなズボラ人には何枚ものカードを管理するなんて考えただけでゾッとします。
また、海外で病院にかかる場合は当然日本の健康保険は現地では利用できないので、特にアメリカなどの医療費が高額な国で入院となった場合には、破産するほどの費用がかかる場合があります。
例えば、ロサンゼルスで入院すると1日20万円かかり、1ヶ月入院すると600万円です。もちろん治療費は別途かかります。
ICUだと1日100万円というビックリ仰天価格です。
もちろん、アジアなどではアメリカに比べると医療費は安いので、ここまで高額ではありませんが、それでも何日も入院する事態となれば高額な費用が必要になります。
保険会社ではそうしたことを踏まえて、損保ジャパンでは「1000万円~3000万円」、東京海上では「無制限」との保険金額設定が可能になっています。
ここから先は、考え方次第なのですが、何かあった時にもきちんと治療を受けて命が助かることが目的なのですから、「無制限」としておきたいです。
自動車の保険が対人対物「無制限」とするのがスタンダードな考え方だと思えば、分かりやすいのではないでしょうか。
2.各種補償
こちらはたいていの保険にはセットでついてくるものでしょうし、カードの保険にも付いていたりします。
損保ジャパンがオプション設定で保険費用を安くできるのが、良いですね。
3.病気やケガの緊急対応
いざという時にどの程度サポートしてくれるのか、そのあたりが実は一番肝心です。
家族や仲間、ツアーであれば身近な人が色々サポートしてくれるでしょうが、もしも一人旅であったら、激痛とともに色々と自分で手配するのは無理でしょう。
インフルエンザの高熱で薬もなく悶絶している状態を想像してみればよいでしょう。
たいていのことは保険の窓口に連絡をすれば対応ができますが、すべてOKといかないのがピンチの時には良くあることです。
★「提携先のみ??」キャッシュレス診療に注意!
海外の病院では治療費の取りはぐれを避けるために診察前に保証金が必要になる場合があります。
そんな場合でも海外旅行保険に入っていれば、キャッシュレスで診察を受けることができます。
しかし、これは保険会社が提携している病院のみ、なんですねえ。
ちなみにハワイで提携しているのはいくつあるでしょうか?
これだけあれば安心でしょうか。
実はコレどちらもオアフ島のみです。損保ジャパンはホノルルのみです。
つまり、例えばハワイ島でケガをしたり発病した場合には、提携先病院は近くにないのです。。。
行く場所によって事前確認するマメさが求められますね。
ズボラ派にはコレが最大の落とし穴になりそう。
4.その他トラブル時の対応
その他のトラブル発生時も、手厚い補償のある東京海上なら安心です。
特に「トラベルプロテクト」というサービスではケガや病気の有無にかかわらず利用できるサービスで、海外旅行中に現金盗難等で急に現金類が不足した場合に、現金を1,000ドルまで用意してくれます。その他にも無料での電話通訳サービスやパスポート紛失サポートも付帯しています。
自分に不要な保険を選択できるマメな方には、もちろん損保ジャパンも良いですね。
クレジットカードの保険はダウングレード版
クレジットカードに付帯している保険は、保険会社の海外旅行保険をダウングレードした保険が付保されていると考えると分かりやすいです。
代表的なクレジットカードの保険会社はこんな感じになっています。
- ダイナース:東京海上
- JCB:損保ジャパン
- 三井住友:三井住友海上
- アメックス:CHUBB保険(旧エース損保)
ダウングレードというと、保険会社の方が「上」のような印象がありますが、
クレジットカード会社ではそれぞれの得意分野で特色を出して、「保険」以上のサービスを提供しているのです。
アメックスなら保険会社のカバーを超えるサービスがある
オーバーシーズ・アシストのメディカルサービス
アメックス・ゴールドカード以上のプロパーカードおよびゴールド相当の提携カードに付帯している「オーバーシーズ・アシスト」の「緊急支援・メディカルサービス」は秀逸です。
- 病気やケガにあわれた場合、最寄りの最適な医師あるいは医療施設の情報(住所、電話番号、診療時間等)をお知らせします。
- 医師あるは医療施設が予約を受け付ける場合、予約の手配を行います。
- 医療機関への信用保証サービスおよび資金援助サービス
海外の病院においては、治療を行う前に金銭上の信用の問題で治療を拒否するケースがあります。現地の医師または医療施設が、事前の支払いもしくは保証金の支払いがない場合にはカード会員または有資格者に対する必要な治療を拒否するといった事態には、カード会員の承認を得たうえで、5000US$までお立替えして支払いをいたします。引用:アメックス「規定集」より
まず、「最寄りの病院」を探して紹介してくれます。
遠くにあるかもしれない提携先病院に限らないところがアメックスの素晴らしいところ。
さらに「アメックスが補償するんだから、ウチの会員の治療をやってくれ。金ならある」という太っ腹。
少なくとも「医者」であるならばアメックスを知らないものはいないだろうという世界共通認識のステータスをピンチの時には使うわけなのです。
東京海上も日本では有名でしょうが、「Tokio Marine」と言っても、果たしてハワイ島のお医者さんが知っているかどうか疑問です。もっと田舎の海外の町のお医者さんだと絶対に知らないでしょう。
オーバーシーズ・アシストのリーガルサービス
アメックス・ゴールドカード以上のプロパーカードおよびゴールド相当の提携カードに付帯している「オーバーシーズ・アシスト」の「緊急支援・リーガルサービス」も良いです。
- 緊急時に弁護士を紹介いたします。
- もしカード会員または有資格者が交通事故か行政手続きの違反等により拘留された場合、「オーバーシーズ・アシスト」センターは最高1000US$を限度として保釈金を立替払いいたします。
- 弁護士費用として一件につき1000US$を限度としてお立替えいたします。
引用:アメックス「規定集」より
海外で何らかのトラブルに巻き込まれても、何とかなりそうにありませんか?
レンタカーを運転するとその土地のルールを知らないといけませんが、ズボラなワタシはうっかり交通違反をしてしまうこともあるかもしれません。そんな時もアメックスなら安心です。
グローバル・ホットラインで旅を楽しむ
この「サービス」は、カード会員および有資格者なら海外で日本語により、24時間365日いつでも、フリーダイヤルもしくはコレクト・コールで世界のほとんどの国でご利用になれます。
旅行関連サービス
・航空券の予約、発券、予約の再確認、変更
・ホテルなど宿泊施設の紹介、予約、取消
・レンタカー/リムジン・サービスの案内、予約、取消
・ローカル・ツアーの案内、予約、取消
● レストランの案内、予約、取消
● ゴルフ・コースの案内、予約、取消
● 主要都市でのミュージカル等のチケットの案内
● 天気予報
● パスポート、査証、予防接種等についての案内
● 最寄りの日本大使館、領事館の案内
● アメリカン・エキスプレスのトラベル・サービス・オフィスの案内
● 海外キャッシング・サービス、現金自動支払機の設置場所の案内
● カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
● T/Cの紛失・盗難の処理
● パスポート、所持品の紛失・盗難時のサポート
● フラワー・デリバリー・サービスの手配
● その他のカードに関する問い合わせ
● 電話による簡単な通訳サービス(ビジネス等の場合を除きます。)
● 通訳派遣のアレンジメント
● メッセージの伝言サービス
● 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介引用:アメックス「規定集」より
海外でカードを紛失しても即日緊急発行
万一、海外旅行中にクレジットカードを盗難等で紛失した場合でも、アメックスなら緊急仮カードを即日発行してくれます。カードを盗難されたような場合は財布ごと盗まれているでしょうから、現金は手元にゼロの一文無しの上にサブカードさえも失っていることが考えられます。ひとり旅であったなら見知らぬ異国の地で肌同然の大ピンチです。でも、アメックスの緊急仮カードが翌日手元に届けば、きっと大抵のことは何とかなるでしょう。
ちなみに、VISAもMastercard も緊急再発行のサービスがありますが、仮カードの到着までは場所によって1〜3営業日かかります。
JCBはロスやホノルル等のJCBプラザラウンジであれば即日再発行カードの受け取りが可能ですが、一文無しでJCBプラザラウンジから遠い場所に滞在していたら受け取りようがありません。それ以外のJCBプラザでは受け取りまでに数日かかります。
さらに、アメックスのグローバルホットラインを通じてきちんと盗難紛失の手続きを行えば、盗難紛失後に不正利用があったとしてもきちんと補償がされるので安心です。
アメックスと損保会社の海外旅行保険を組み合わせる
海外旅行保険会社の今一つな点をアメックスでカバーすることで、海外旅行の不安を解消し、他は何も考えずに旅行に没頭できるようになるのではないかと思います。
アメリカやハワイをはじめとした医療費が高額な国に海外旅行に行く場合には、何枚もクレジットカードをいろいろ組み合わせたとしても万一の一発3000万円超えの医療費の心配が尽きないよりは、「アメックス・ゴールドに無制限の海外旅行保険を追加する」のが、ズボラ流の単純明快海外旅行保険術なのであります!
アメックスなら電話一本で「無制限保険」を簡単追加!
アメックスでは傷害・疾病治療保険を無制限とする追加保険を用意してくれています。
有料の別途保険になりますが、必要な保険を必要なだけかけることができるので、カード付帯保険に上乗せすることが簡単にできるのです。
しかも電話一本で手続きは完了するスマートさ。
おすすめの海外旅行保険は「マイセレクトONE」です。
ワタシは「プランD」を選択しています。
「プランD」では、アメックスゴールドに追加したい「傷害・疾病治療保険費用:無制限」だけを加えることができるのです。
アメックスゴールドに付帯している保険とオーバーシーズアシストに加えて、万が一のケガや急病に備えるために無制限の安心が追加できます。
しかも医療費が超高額なハワイ7日間で3,970円の格安保険料です。
アメックスゴールドを持ち、アメックスのサイトから電話申し込みをしておけば、万が一の時でもアメックスは保険加入を把握してくれているので、アメックスのオーバーシーズアシストに電話一本すれば、すべてサポートしてくれるので安心です。
別途空港などで違う保険会社に海外旅行保険をかけるのではなく、事前にアメックスに窓口を一本化して保険加入をしておくのが、万が一の時のわずらわしさも解消できて安心なのです。
海外に出かけるときは、アメックスゴールドを忘れずに
おまけ
ワタシの先輩が海外旅行中に突然ホテルで大量出血しました。
すぐに病院に運ばれその場で緊急手術をすることになりました。
見知らぬ土地で英語もろくに通じない街で大量出血に不安を抱えながらも、アメックスのゴールドカードを持っていたので、アメックスのオーバーシーズアシストを通じて、現地での手術の手配から支払いまでをすべてアメックスがやってくてたとのこと。
その先輩から「アメックスは本当にすごいから、海外に行くなら持っておいた方が良いぞ」と薦められました。
もちろんワタシはアメックスゴールドカードの会員になっています。